俺が昼飯を食べ終わり屋上で寝ているとゆっくりとドアを開ける音が聞こえる。


俺が体を起こすと、一人の女の子がドアを開けて入ってきた。


同じクラスの子だ。



「し、新一君?」


俺が目の前にいることに驚いた女の子、名前は【草野美緒】少し茶髪で、背が小さく、子供っぽい無邪気な笑顔を見せる女の子だ。



「なんでそんな驚くんだよ」


俺は静かに呟く。


「だって、ここなら誰もいないと思ってきたのに―――」