「ねぇ、盛さん」




私は、頬杖をつく。




「何??」


不思議そうな盛さん。




「よりを戻した彼と、別れた方がいいかな??」




私は、盛さんに聞いてみた。



「どんな人かはわからないけど…えりなちゃんがいやだって思ったら、正直になった方がいいと思うよ?」


優しい口調の盛さん。




「そっか…そうだよね!ありがとう♪気が楽になった!!」




満面の笑みの私。




「そう?なら良かった!」


笑顔の盛さん。




“あっ!この笑顔!!いつもビクビクしているけど、毎日こんな風に…笑ってくれないかな??"




盛さんの笑顔に、癒されている自分がいた。
そして、元気をもらっている私がいた。




キーンコーンカーンコーン〜♪




始業のチャイムが鳴った。



「わあ!!授業が始まる!!」




慌てる私。




「せ…席について!!」




なぜか、盛さんまで慌てていた。




私は、そんな行動に笑いを堪えつつ、自分の席についた。




そして…授業が始まった。



「この著者の考えが、比喩表現で表せていて……」




今私が受けているのは、国語の授業。
難しい内容の文章だな…。