愛することができるまで

『次は彼女だ。』


ゆっくりと


冷たい口調で

雷は低い声で呟く。



『まだ幼いわね。』


『…あぁ。まぁ関係ないが。』


雷は再び窓の外を見た。

『詳細はまた連絡する。今回の携帯だ。』


ガラステーブルに携帯を置き、雷は部屋を後にした。