愛することができるまで

『ふふふ。さぁ、
本題に入るとしよう。』


雷はゆっくりと窓に近付き外を見た。

無表情のままで。



ルカは灰皿に煙草を押し付け火を消す。


ソファーに腰を下ろすと足を組み、

スカートの下の
太股に巻いてある小型の銃を取り出した。



『次は?』


『簡単な仕事だ。』


『こいつを見てくれ。』

取り出した1枚の写真には

あどけなさが残る初々しい少女が写っていた。