たった今も相澤先生の授業が着々と
進行しているんだけど全然頭に入らない。
視線の先はさっきからずーっと、
東海林基くん、通称理系めがねくん。
あたしが名づけてるだけだけど。
…別に異性として好きなわけじゃない。
聞きたいことがたくさんありすぎて
それを全部聞きたくてしょうがない。
熱烈ビームを彼に放つ。
それにまったく気づかない彼は
先生に当てられて何か喋ってる。
…やっぱりまじめくん。
授業の最初に交わした衝撃的事実
会話から約30分の時間が経った。
そのあとまだ一度もしゃべっていない。
早く何か聞きたくて、ちょっぴりうずうず。
