買ったパンで顔をちょっぴり隠しつつ そこから視線を向けて状況を チラリと確認してみる。 この間抜けな様子を晴以外の誰かに 見られてしまっては困るけど。 晴の言ってたことは本当だ。 にやにやと怪しい笑みを集団全員が 浮かべてこっちを見ている。 もちろんのことだけど その中に知り合いは含まれていない。 さっさと帰ろ、と小さく耳打ちする。 しばらくこの場にいて変なことに 巻き込まれてしまってはいけないし。 晴の腕を掴んで教室へ向かおうとした。 …そのトキ。