「まーま!!良いじゃん!!四人だったら、きっと楽しいって!!ほら、トマトあげるから!!」


「え~~~??」

とか、言いつつ。
夏澄のお弁当のミニトマトは、しっかりいただく。


「夏澄!ぱーこ!曲とかってどうする?さっさと決めてかないと、文化祭まで時間ねーよ?」

「んー。どうしよっか?」

太陽と月がお弁当を持って、私たちの机に来た。

「なんか、流行りの曲よりも、ダンスできそうな曲の方が良いよねぇ。」

「あ、それおれも思った。毎年毎年さぁ、アイドルの新曲だったり、流行りのバラードだったり!ダンスに向いてない曲選んでたクラス、あったもんなぁ。」

太陽と夏澄は、すでに計画を練り始めた。
この二人、成績だけじゃなく、頭も良いから、何でもこなすんだよね。
(二人いわく、「頭いい」と「成績いい」は違うらしい)

「じゃ、私、今日帰ったら、色々探して、CDつくっとくね。」

「よろしく。おれも一応探すけど。」

もう話がまとまったみたい。
夏澄が、何曲か、候補を書き出している。