「良いのが撮れたね~」
私は撮りたてほやほやのプリを見ながら笑顔で言った。
「そうだね、もっかい撮る?」
Nも結構ノリノリじゃないか。
そのときだった。
いきなり激しいめまいに襲われ、私はしゃがみこんだ。
「どしたん!?ミウ大丈夫!?」
さすがにNもいきなりしゃがみこんだ私に驚いていた。
すぐにNは私の片腕を自分の肩に乗せてベンチまで連れて行ってくれた。
「どしたん?大丈夫?お茶とか買って来ようか?」
いつも強情でケチで意地悪なNがこんなにも優しくしてくれるなんて想像もつかなかった(言っちゃあ悪いけど)。
「大丈夫、心配せんといて。なんかな、さっきいきなりくら~って立ちくらみしたの」
「多分それって気圧の関係でそうなってるんやで。ほら、ここら辺って山の方やから」


