葵が何度も何度も
私の名前を呼んで…

だけど、呼んでいた時
悲しい瞳だったのは

気のせいだったのか……


幸せで何がなんだか覚えてないけど

ずっと葵が私の頭を撫でていたことは


覚えてる――――


それが幸せで、幸せで、
私は眠りについた。



だから、起きたときに
葵が居ないなんて

知るよしもなかったんだ