「俺は」


葵は私の肩をむりやり葵に寄せた

力強い腕――


葵の匂い



「俺は、閑が好きだ」



優に見せつけながら言う


私は動けなかった。


放したら葵に嫌われる
そう思った

だけど、………優……



「……ッ…はぁ……はぁ…」


「――優!!!?」



優は胸ぐらを掴み苦しそうに床で暴れている