「真依、私達もコンビニ行かない?」


「えっ、う、うん!」


「もう行くの?」





うん――――…だって、なんか居たたまれない雰囲気だし……。





「うん。読みたい雑誌もあるし…。」


「そう……じゃあ、また来てね。真依ちゃんも。」


「うん。」


「はいっ。」





鈴を離し難いけど、お姉ちゃんと朔夜さんの邪魔するわけにはいかないし、真依と一緒に楽屋を出た。





「アキさん、めちゃ綺麗ー!」





ふふっ、興奮して言う真依に嬉しくなる。





「だって、私のお姉ちゃんだもーん。」


「雪菜羨ましいよぉー。」





2人で話ながら、アリーナ周辺を散策する。





アリーナ入口にはお姉ちゃんのポスター。





私生活では、絶対見れない表情で不敵に笑みを浮かべている。