朔夜さんのお母さんは申し訳なさそうに眉を下げる。





「いいえ、子供達の面倒も見てもらってますしほんのお礼です。」

「そう……ありがたく使わせてもらうわね。」


「はい。気を付けて帰って下さいね。おやすみなさい。」


「今日は楽しかったわ。ありがとう。」





ニッコリ笑い、朔夜さんの家族は帰っていった。





「章菜、私達も帰るわね。戸締まりちゃんとするのよ。」


「わかってます。これ、お母さんとお父さんに日頃のありがとうを込めて。」


「私達にまで?雪菜は?」


「私は先に貰ったよ。」


「そうなの。ありがとう、家に帰って開けるわね。仕事頑張ってね。」


「うん、ありがとう。おやすみ。」




お父さん達は照れた表情を浮かべ先に車へ向かった。





「お姉ちゃん、今日はすっごく楽しかった。ありがとう。」