「ちょっと、お父さん起きてちょうだい。お父さん。」


「雪菜、お父さん起こしてくれる?」





お父さん達は寝てしまい、朔夜さんのお母さんが必死に起こしている。





私もほんのり顔の赤いお父さんの体を揺さぶり起こす。





「母さん、親父は俺と兄貴で運ぶよ。」


「そう?まったく……一時お酒は禁止ね。」





朔夜さんのお父さんは結局起きず、朔夜さんと皐月さんが車まで連れて行く事になった。





「あっ、お義母さんちょっと待ってもらえますか?」





そういってパタパタと走って行くお姉ちゃん。





「これ、お土産なんです。よかったら使って下さい。皐月くんも柚月ちゃんも使ってね。お義父さんにもよろしくお願いします。」


「まぁ………このロゴ……わざわざありがとう。それに、お父さんや皐月達の分まで……。」