「章菜さん、大丈夫です。2人とも行儀いいし。」


「そうだよ。」


「そう?じゃあ、なんかあった呼んでね。」





おにぎりにかぶり付く紗衣と鈴には聞こえてない様子。





お姉ちゃんが、朔夜さんのところに戻り私と柚月さんも紙皿に盛って食べ始める。





一番賑やかなのはやっぱり紗衣と鈴で、酔いの回り始めたお父さん達も一緒に騒いでいた。





お母さん達はマイペースに食べながら談笑して、皐月さんは朔夜さんと話したり紗衣達の相手もしてくれた。





時間が過ぎるのは早くて、空はもう真っ暗になっていた。





楽しい時間はあっという間に過ぎてしまう。





もう、動きたくないぐらい食べてしまった。





リビングで寝てしまった紗衣と鈴を見ると私も寝たくなってきた。