お姉ちゃんに呼ばれ、後ろを付いて行く。





二階に上がり、洋服だけの為に作られた部屋自体がクローゼットになっているところに通される。





「ちょっと待っててね。」





何かを探すお姉ちゃんを待ってる間、部屋を見渡していた。





溢れんばかりの洋服、靴、バック。





お姉ちゃんが契約してるブランドの物やjulietやRoseの物、低価格を売りにしているショップの物もありピンからキリまである。





「あった。はい、プレゼント。」





淡いピンクの包装紙を渡された。




「プレゼント?」


「開けてみて。」





床に膝をつき、幅の広いリボンをほどき包装紙を開いて行く。





「わっ!えっ……これ…。」


「気に入ってくれた?」


「気に入るも何も………いいの?」

「勿論。」