お姉ちゃんがそう言えば、紗衣と鈴は手を繋ぎお風呂場の方に走って行った。





「お邪魔しまーす。」


「ふふっ、どうぞ。」





お姉ちゃんと廊下を歩き、リビングに行くとお父さんお母さん、朔夜さんの両親に弟妹もいて大集合だった。





「こんにちは、お久しぶりです。」

「あらあら、こんにちは。相変わらず可愛いわね。」





朔夜さんのお母さんはおっとりとしていて私のお母さんと話が合うみたいで2人で会ったりもしている。





お父さんも温和で優しい人だし、朔夜さんの弟妹もまたこれが美形で感じのいい人達。





「あら、雪菜ってばまたそんなに買い物して……。」





キッチンから出てきたお母さんがショップバックを見て呆れたように言う。





「いいじゃない。ストレス発散なのー。」