「部活、決まってないんでしょ?それに…」 『坂島くんのこと、好きなんでしょ』 私は彩香の耳元でこういった。 彩香は顔を赤くしながら小さく頷いた。 「よし!決まり。」 彩香の手をひいて“マネージャー受付”と書いてある所に行くと、凄い人だかりができていた。 「うわぁ…凄い人。」 「やっぱり人気なんだね…」 とりあえず受付をして、チラシをもらった。 人混みを抜けて、良く見ると、 “マネージャー争奪オーディション”と書いてあった。