ピピピッ ピピピッ


…ん~…


ピピピッ ピピピッ


何かが鳴ってる


ピピピッ ピピピッ


聞いたことのある音

…ハッ!!


ピピピピピピピッ


カチッ!!


ガチァ!!!


バンッ!!ゴロゴロ…

「うっるさいな~…。」


姉が私の部屋のドアを開けて


険悪な顔をして


こっちを見てる


「あ、ハハハ、めんご…」


私はそんな姉の顔が

視界に入らないように


アラームを止めるさいに


落としてしまった


目覚まし時計を拾い上げ


転がっていった電池を拾い


目覚まし時計にセットした


「どうして目覚まし止めんのに落とすかな~…」


相変わらずの表情+眠そうな細い目で


私を見てる…らしい

「あんたこれで何回目?もう、目覚まし音も落とす音もうっさいからさぁ~、携帯のアラームにしなよ~…」


と言って、階段を


フラつきながらおり

姉はリビングへ行った


「はいはい、すみませんでしたね…」


私は目覚まし時計を

元通りに戻し


ベッドの横に置いてある


ステレオの上に戻した


「今何時~…?」


私は時間を確認した


時計の針は


6時30分をさしていた