兄様が部屋から出て数分後・・・
錠が開く音がし部屋の襖が開かれ私は襖を見上げたその先には
「・・・キ・・ヨ」
その先にはキヨが居て私に駆け寄った
「ああ姫様、瞼がこんなにも赤くまで・・・。先ずはお立ち上がり下さい、そしてキヨに着いて来て下さいませ」
キヨは手をこちらに向け立つのを手伝おうとしたけど私はそれを断り自分一人で立ち上がった
「さぁキヨ、案内して下さい」
キヨを真っ直ぐに見つめながら話た
悔しいけど恐らくこの戦に勝ち目は見えない
だから兄様方は私の為に逃げる時間を稼いでくれました。兄様方を裏切る様な真似はしたく無い。だから泣いてばかりではいけないのです・・・
「姫様これをお持ち下さいませ」
城の裏側から出る間際に荷物を私に渡しました
キヨの様子に私はふと気付きました
「キヨの荷物はどうしたのですか。
勿論、キヨも一緒なのですよね・・・?」
キヨは顔を横に振り「行かない」と否定しました
「姫様、私(わたくし)は行けません」
錠が開く音がし部屋の襖が開かれ私は襖を見上げたその先には
「・・・キ・・ヨ」
その先にはキヨが居て私に駆け寄った
「ああ姫様、瞼がこんなにも赤くまで・・・。先ずはお立ち上がり下さい、そしてキヨに着いて来て下さいませ」
キヨは手をこちらに向け立つのを手伝おうとしたけど私はそれを断り自分一人で立ち上がった
「さぁキヨ、案内して下さい」
キヨを真っ直ぐに見つめながら話た
悔しいけど恐らくこの戦に勝ち目は見えない
だから兄様方は私の為に逃げる時間を稼いでくれました。兄様方を裏切る様な真似はしたく無い。だから泣いてばかりではいけないのです・・・
「姫様これをお持ち下さいませ」
城の裏側から出る間際に荷物を私に渡しました
キヨの様子に私はふと気付きました
「キヨの荷物はどうしたのですか。
勿論、キヨも一緒なのですよね・・・?」
キヨは顔を横に振り「行かない」と否定しました
「姫様、私(わたくし)は行けません」

