騎馬隊と武則を率いる兵は凄まじい戦いを繰り広げていた







「く・・・、流石浬張が誇る騎馬隊。そう簡単にはいかぬな」

武則は刀を振りかざしながら敵を攻めていた


(騎馬隊ばかりだと思ったが忍までいたとは。そなたに任すぞ浅波!)


「ぬおぉぉぉぉー!」

武則は手綱を強く引けば馬を猛進させた



だが



「・・・・ゴホ、ゲホ!」

口を抑えていた手の平を見ると朱い斑点が数個手の平に付着しており武則は何も無かった様に口元を拭いまた馬を走らせた







彼は分かっていたのだ







己の身体の限界を