夕食を済ました美羽達はそれぞれ別の事をして寛いでいた

「ねえ、浅波」
美羽は浅波の方へ向きその表情は何処か楽しそうな感じである

「どうしたんだい」

「浅波は昔から千紫の忍としていたの?」

「ハハ、どうしたんだいいきなり?」

「だって今日は宮火が居ないので久しぶりに浅波と一緒なんですもの。ただちょっとした疑問です」

浅波は読んでいた本を閉じ美羽の方へ身体を向けた

「昔からだと言えばそうだけど違うよ」

「千紫の忍では無いとしたら一体誰なんですか?」
顔を横に傾けながら聞く美羽に内心愛くるしいと思いながら目の前の美しい少女にゆっくりと微笑みんだ






「由利・・・否、美羽様の母君に仕えた忍でございます」