ガラッ

玄関を開け宮火がまだ帰ってない事を安心しながら美羽は家の中へと入った




自室に戻り一息つきゆっくりと息を吐いた

「緑儀さん・・・不思議な方。それに西賀から来てるなんて」


今の美羽が知っているこの国の形成は私のいた世界とは変わっていて有名な国をまずは北に緑儀さんがいらした西賀(すいが)、そのはるか南に五加木(うこぎ)、続いて何処の国よりも一番海に面しているのが多い蒼窮(そうきゅう)、それに対面している比喜(ひが)、一番端がわに面して今一番天下に近い浬張(りちょう)、私のいる千紫(せんし)は東地方であり五つの国よりも遥か遠くにあるためにあまり戦には関与した事が無いので千紫は今の所平和であります






ですがもし、千紫に危機が訪れた時は私は・・・・































美羽はゆっくりと前を見据えて
「この身においても守ってみせます」






















小さな国の姫が己に下した覚悟