その場に残された二人はどこか気まずい雰囲気の中、なかなかお互いを見ようとしなかった
「・・・あんたは、否、・・・何でもない」
光彦の表情は先ほどとは打って変わり大人しくなっているのを見た美羽は内心安心するのだった
美羽は今一度部屋の中を見渡すのだった。部屋の中は書物で溢れ扉は一つだけ。それと身を潜める隠し扉だけ
だがそこで一つの考えが浮かぶ
ここにはまだ隠し扉があるのではないかと
そうすれば何かわかるのではないか
ただ美羽はそこの場から動こうとはしなかった
気付けば光彦が美羽の様子を伺ってたからだ
「・・・行くぞ」
美羽に気付かれた光彦は眉を寄せ部屋を出るのだった

