迷姫−戦国時代






どれ、ほんの少し昔話をしようか











遥か昔、一人の神様がいました
















神は人を愛してました




けども神は人と介入せず、ただただ眺め、見届ける日々をしていました




そこへ一人の”人間”が神の住むとされる山へ登りました

人間は何も発せずただ黙々と上を目指すのだった



だが人間が神の領域に入ることは許されなかった。そしてその人間は遭難し、死へと直面する時だった




神はその時もただずっと眺めるだけだった



そこで人間は初めて声を発したのだった

「神さん、今日は綺麗な満月だ。こんな日は皆で愛でてみたい」



そう言い残せば人間は息を引き取ったのだった






人間の死を神は悲しんだ



神は人間の目的が分からなかった。だが、人間の死に際に発した言葉が目的だったのではないだろうかと考えた







神は考えた

そして一つの答えをだしたのだった




愛しい子達よ



私のために、宴会を開こう





満月の下で・・・