狛津さんと挨拶をした後に私の手荷物を見ながら口を開く
「旅人・・・にしてはあんた一人だし働きに着たのかなんかか?」
「実は私、叔父に稽古をつけてもらう為に里から参ったのです」
「そうか。その叔父って誰何だ?」
「三吉(みよし)叔父さんです」
私の言葉に目を見開き数回瞬きをした後に彼は眉を下げました
「それは・・・残念だが、三吉さんは数日前に亡くなった。部屋で倒れていたのを見つかったんさ」
彼はこれからだったのに
と呟く狛津は目の前に立ちすくむ女を見つめた
「そんな・・・、あんなにも元気でした叔父が・・・亡くなるなんて」
力無く座り込むに女にどうすれば良いか戸惑ったが女が落ち着くまで狛津は女に付き添った
「もう大丈夫か?」
「はい、大丈夫です・・・。あの狛津さん、ありがとうございます」
深々とお辞儀をした女に「俺は大した事はしてない、寧ろあんたを傷付けてしまった」と言う
「これからどうするつもりなんだ?琵琶の稽古にその荷物だと・・・」
暫くは滞在するつもりだったんだろ?
そう言葉の続きが分かってしまった私は自然と俯きがちになってしまいます
「一泊宿屋に泊まって明日に帰るつもりです。それに文を書かなくてはいけないので」
それではまた縁がありましたらお会いしましょう、と言葉を残し踵を返し去ろうとする私
「まちな、これは何かの縁だ」
彼の言葉に足の動きが静止し何故か彼の方へと振り向いてしまう
「俺があんたを稽古つけてやる。家も俺の家住めばいい。遠慮するな同じ道を歩む同士だからな」
これが彼と私との生活の始まりになるのでした
優しい貴方
「旅人・・・にしてはあんた一人だし働きに着たのかなんかか?」
「実は私、叔父に稽古をつけてもらう為に里から参ったのです」
「そうか。その叔父って誰何だ?」
「三吉(みよし)叔父さんです」
私の言葉に目を見開き数回瞬きをした後に彼は眉を下げました
「それは・・・残念だが、三吉さんは数日前に亡くなった。部屋で倒れていたのを見つかったんさ」
彼はこれからだったのに
と呟く狛津は目の前に立ちすくむ女を見つめた
「そんな・・・、あんなにも元気でした叔父が・・・亡くなるなんて」
力無く座り込むに女にどうすれば良いか戸惑ったが女が落ち着くまで狛津は女に付き添った
「もう大丈夫か?」
「はい、大丈夫です・・・。あの狛津さん、ありがとうございます」
深々とお辞儀をした女に「俺は大した事はしてない、寧ろあんたを傷付けてしまった」と言う
「これからどうするつもりなんだ?琵琶の稽古にその荷物だと・・・」
暫くは滞在するつもりだったんだろ?
そう言葉の続きが分かってしまった私は自然と俯きがちになってしまいます
「一泊宿屋に泊まって明日に帰るつもりです。それに文を書かなくてはいけないので」
それではまた縁がありましたらお会いしましょう、と言葉を残し踵を返し去ろうとする私
「まちな、これは何かの縁だ」
彼の言葉に足の動きが静止し何故か彼の方へと振り向いてしまう
「俺があんたを稽古つけてやる。家も俺の家住めばいい。遠慮するな同じ道を歩む同士だからな」
これが彼と私との生活の始まりになるのでした
優しい貴方

