あなたの笑顔をみていたい




「午前中の練習終わります!

みんな自分の泊まる部屋に行って

荷物の整理などしとくように。

各自で昼食はまかせるので

午後の練習までは自由時間にする。解散!」


・・・やっと終わった・・・

地獄のロードレース・・・


「真子、部屋行ってゆっくりしようよ!」

「うん、そうしよう」


私と朱莉はもちろん同じ部屋。

だって自分たちで決めれるんだし。


そして歩たちの部屋は隣。

男子と部屋が近くていいのか・・・

とは思うけど、うちの中学はそういうところ

甘いからね。

朱莉もうれいしみたいだし。


私たちは部屋に入ると

布団に向かってダイブした。


「はぁー、ホントに疲れたよね」


「うん、でも男子はあれを昼からやるんだよ?

こんなに暑いのに」


あぁ・・・そっか。

そう思うと女子は楽なほうを

選んでやってるんだって思う。