あなたの笑顔をみていたい




「はぁ・・・」


最初は元気だったものの・・・

朝からロードレースって・・・

それもこんな山道を・・・


「ほんとに死ぬってば!!!!!」


私は大声で叫んでいた。


先輩たちが私を不思議そうに見る。


「真子、大丈夫?」

朱莉が心配そうに声をかけてくれる。

「大丈夫じゃないよ・・・

私走るの苦手なのに」


あと何kmあるのだろう。

まだまだ続く山道・・・

先が思いやられるよ・・・


「ふッ、こんなんでしんどいなんて、

ほんとダメじゃん」


はぁ!?

って七海ちゃん!?

そういえば同じ部活だったね・・・忘れてた。