1組に行くと

それまで数人だった女子たちが

いつの間にか1人になっていた。


他の人たちは廊下で俺たちを見てる。


「あ、あの・・・好きです。

つきあってください」


俯きながら言う彼女。

きっと顔は赤いだろう。

でも・・・


「ごめん、君とは付き合えない」


しばらくの沈黙のあと彼女は


「わかりました、時間とってごめんなさい」


と笑顔で言っていた。

でも・・・

その笑顔は今にも泣きそうな・・・

そんな切ない笑顔だった・・・