でも


ここで言わなきゃいけない気がした。



秀維も朱莉も・・・



なにより真子にこれ以上


心配かけさせたくなかったから・・・







「じゃあ・・・単刀直入に言う。



俺は・・・




もうバスケができなくなるかもしれない」




・・・とうとう言った・・・




俺が言い終わると

真子は崩れ落ちた。



すぐに朱莉が駆け寄る。



そして・・・


2人で抱き合って泣いていた。



どうして今、俺が真子を慰めて

あげられないんだろう・・・



なんで真子を悲しませるような事、

俺がしてんだよ・・・


俺は自分を憎んだ。