あれから2日後の月曜日。

俺は犬にネックレスを返し、山崎先輩にはもう一度お礼・・・というか謝罪をし、教室へと向かう。


「はよー」

「翔、おはよー」

また数人が挨拶を返し、いつもの日常が始まる。

「狼谷!アンタまたうちに何も言わずに依頼受けたんやて?!どういうこっちゃ!」

コイツがうるさいのも日常。

「って人の話聞いてる?!」

俺がコイツの話を聞かないのも日常。

そんな日常を清々しく思いながら

俺はまた眠りについた。