その日を境に、水無月と歩夢はあまり話さなくなった。



きっと男子達のせいだろうけど。



俺は正直嬉しかった。


俺が水無月に近付けるチャンスだ。



でもチャンスをどう使えば良いかわかんないから、結局は目で追うだけ。



でも、良いんだ。


いつかは振り向かせるから───…。



でも、師走は知らなかった。


すでに、水無月と長月の
心のMelodyが協和音を奏で始めてたこと。



Melodyを弾き合っていたってこと。