「長月……ッ暑い」


水無月は顔を赤くして言った。


「俺も……でも、俺…」


と言いかけで


「ヤーヤーヤー!遅刻してごめんよ~」


と如月が入ってきた。

俺らはサッと離れた。


水無月は楽譜を持って走り去った。


「いやね、デートしてたら時間過ぎちゃって」

「師走と?」

「当たり前☆彡」

「あそ」



なんだか、嫌な気持ち。


師走は、なんで簡単に如月と付き合うなんて…。


キスまでしたんてさ…。


師走がわかんない。



そして、練習を終え、学校を出た。



色んな気持ちが入り乱れて、疲れた…。


俺は、なんだかボンヤリと夏休みを過ごした。