刹那の道は

「君、名前は?歳は?」

急に自信が出て来た、莉奈は畳み掛けるように刹那に聞いた。

「刹那。」


何よ、こいつ。助けなきゃ良かった。

莉奈は、自分が助けようとして助けた訳じゃないが、刹那の態度に段々腹がたってきた。

「私が悪いんじゃないなら、早く家に帰ってよ。」


「ああ。」

刹那はゆっくりとベッドから降りると莉奈に見張られるかのように廊下を歩き、玄関へと向かった。

「ありがとう」

玄関のドアを開けながら刹那は言った。


すぐ、後ろに居た莉奈は、刹那のその言葉を聞いて、少し微笑みながら、刹那を見送った。