刹那の道は

学校に行く時に通るいつもの交差点だった。


「もしも〜し、今向かってるよお」


学校の友達に電話しながら、近道として使う、路地に入ろうとした時だった。


ドンッ!!

「いったあい!」


ぶつかった物に視線をやると、相手は、同い年位の男の子が血だらけで倒れていた。