刹那の道は

次の日。


夜、11時。


地回りの二人が、いつも刹那が歌っている場所を通りかかった時だった。

「やっぱ、今日はいねえな。」

と、一人が言った。

「ああ、昨日の今日じゃ、今頃病院のベッドで寝てんだろう。」

なんて話しながら、ふと視線を感じ、一人が振り向いた。


そこには、騒がしい、いつもの街並があるだけだった。