「おまえら、分かってはいると思うが、ここで記録を作ることには意味がある。 次の試合につながる。 手を抜くな!本番だとおもってやれ!! 俺はおまえらを信じてる」 「「はい!!」」 武田先生のことば。 低く、諭すように話すその口調は俺たちに 程よい緊張感と安心を与える。 みんなで円陣を組む。 個人プレーだけど 心はひとつ。 俺たちはS中学水泳部。 誇りだった…―― あの瞬間までは…