「光太郎くん!?

……あ、ありがとう……」






テットと同じくらい長身な金城光太郎くん。







床にへばりつくようにビーズ探しをしていた私は、はるか斜め上から見下ろされている。







テットの金髪とは対照的な黒髪。








デザインカットされた前髪が、大きな二重まぶたにかかりそう。








『おまえは、亀か!』







「もうっ//必死だったんだから!仕方ないでしょ///」







スカートの埃をはらったら、頬を少し膨らませて、大事なビーズを受け取る。







『おまえ、相変わらず好きな…。それ……』






呆れた表情の光太郎くん。







「好きとか、そんな時限のものじゃないよ…。

一部なの。

わたしの……」