「みゅーこのノートすごいね!」


そう言って、悠くんがやってきた。


「分かりやすくまとまってる」


敵の偵察だろうか。

随分余裕なようだ。


「なになにー?あたしたちにも見せてよ!」


今度は数人の女子が来た。

悠くんの周りにはいつも女子がいる。

悠くんが近くにいると、必然的に人が集まってくる。