「なんで俺が空好きなのか知ってる?」

「……」

「みゅーが空好きだって言ったからだよ」


悠くんがそっと私の耳元に近付く。


「好きな子の好きなものは俺も好きだから」


囁くように言う。

一気に体温が上昇する。