「僕も一緒にやるよ!」

「え?」

「もし雲が取れたら…みゅーちゃんにプレゼントするね」


恥ずかしそうに悠くんが言う。

それを見て私は笑った。

そして長い間ブランコをこぎ続けた。

まるで空を飛んでいるように居心地がよかった。