「桜木さんって中崎くんと知り合いなの?」


休憩時間になる度、女子に囲まれる。

こんなこと、今までに一度もない。


「え…まぁ」


誰とも関わらないようにしてきたのに全て水の泡。

今回のことで一気に注目をあびてしまった。