〔それより…なんで口裂け女がここにいるのよ〕

〔あぁ言ってなかったわね。
あたし勢い余って壁こわしちゃってね。それをこの子達に見られてね。弁償しないといけないって言うから、仲間になったのよ〕

〔……………あんたばか?そんな弁償なんて嘘に決まってるじゃないの。〕
〔そうなの?!〕
「なにゆーてはるんや。あたしわそんな嘘つかへん。馬鹿わ自分やないの?てゆーか、お前なんでそんなうざったいお化けなん?」
〔…………………あ…に…関係…い〕
「なんやて?」
〔あんたにわ関係ない!!〕
「うわぁ!そんな大声だすな!ビビっちまうわ。まあ実際ビビったけど」

〔ほんとわ普通の学生でずーっと平和な生活をしたかったわよ。でもある日突然皆に避けられて…一人になって…限界で…………自殺して……本当わ寂しかったのよ……またみんなと一緒にいたかったのよ……でも……〕
そう言って、泣いていた


あたしわ
幽霊でもちゃんとした感情があるんだな
って思いながらも

その子の頬を叩いた

バシッ!


〔!っ〕

「なんや!!そんな事で死ぬくらいの命やったんか!そんならあたしもとっくに死んどるわ。あたしもそんな感じやったわ。でも負けなかった。死ぬのとイジメられるのとやったらイジメられる方がよかったからや。
それで死ぬなんぞ自分どうかしとるわ!でもな自分の気持ちわよー分かる。」
『さき…』
『…』
『そんな事が……』


〔あたしわ………友達が欲しくてこーゆーことしてるの………でもできなかった「当たり前やろが!!!」!〕

と怒鳴った

「友達が欲しいんならあたしがなったる。」

〔え…〕
「嫌ならえぇんやけどな!」

〔………じゃない〕

「あい?」
〔いやじゃない!〕

「なら、決まり!」
『おう!』
『うん!』
『おうよ』

〔ありがとう〕
「会いたかったら体育館にくること!ええな?」
〔うん!〕
「あ、名前…」
〔澄佳〕
「すみかちゃんね!あたしわさきや!よろしゅー」

『あたしわみお』
『雄二』
『和弥』

〔みんな…ありがとう…〕

といいながら
すみかわきえていった

「かい…けつ…かな?」
『おう!』
『時計わ…』
『!動いてる』

「よっしゃー!」

といいながらあたしたちわ外に出た
……………
「明るいな」
『今から何か食いいくか』
「おうよ!」

そういいながら道に出た