カウベルが付いた扉を勢いよく開けると

ひんやりとした風が首筋を撫でる。


もう11月、

来月には雪も見れるかもしれないという期待が自然と膨らむ。

上着の襟を軽く立てると切ったばかりの毛先が肌を刺激する。

今更切ってしまった事に後悔は無いけど、


なんだか慣れない長さにムズムズして仕方ない。