「健はこの石の意味知ってるか?」
 「いや、知らない。お前は知っているのか?」
淳くんは首を横に振った。
 「俺も知らないんだ。期待させて悪かったな。」
 「別に。」

そんな私たちの会話を翔くんは何かを考えながら私を見ていた。
その顔はまるで何かを発見したような輝かしい目だった。