学校に行って3時間後、卒業式が終わった。
手には卒業証書がある。
もえたちと最後の別れをした。
「清來はこの後どうするの?」
「私、隣の隣の町へ行くの。」
「えっ、どうして?」
「まあ、いろいろ事情があって。」
「そう・・・。今までありがとう、清來。楽しかったよ。」
「私もだよ。もえ。」
私ともえは抱き合った。
「清來。」
隣にいた早苗が声をかけた。
「私、清來が止めてくれなかったら、きっと今頃この世にいなかった。清來に救われたよ。ありがとう。」
「早苗・・・。こちらこそありがとう。」
早苗とも抱き合った。
2人とも泣いていた。
そして私も・・・。
家へと帰ると、早速町へ出る準備を始めた。
しかし、1つだけ気がかりなことがあった。
祖母がずっと住んでいたこの家だ。
このままにするか、それとも手放してしまおうか。
しばらく悩んだ末に、この家はこのままにしておくことにした。
なぜなら、この家は私と祖母の思い出がたくさん詰まっている家だからだ。
荷物をまとめた後、私はこの家から出ていった。
行き先は、兄がいるという付喪町だ。
手には卒業証書がある。
もえたちと最後の別れをした。
「清來はこの後どうするの?」
「私、隣の隣の町へ行くの。」
「えっ、どうして?」
「まあ、いろいろ事情があって。」
「そう・・・。今までありがとう、清來。楽しかったよ。」
「私もだよ。もえ。」
私ともえは抱き合った。
「清來。」
隣にいた早苗が声をかけた。
「私、清來が止めてくれなかったら、きっと今頃この世にいなかった。清來に救われたよ。ありがとう。」
「早苗・・・。こちらこそありがとう。」
早苗とも抱き合った。
2人とも泣いていた。
そして私も・・・。
家へと帰ると、早速町へ出る準備を始めた。
しかし、1つだけ気がかりなことがあった。
祖母がずっと住んでいたこの家だ。
このままにするか、それとも手放してしまおうか。
しばらく悩んだ末に、この家はこのままにしておくことにした。
なぜなら、この家は私と祖母の思い出がたくさん詰まっている家だからだ。
荷物をまとめた後、私はこの家から出ていった。
行き先は、兄がいるという付喪町だ。