狙われし王女と秘密の騎士



フワッと壁を跳び越えて、塀の中に転がり落ちた。
受け身を取ったつもりだが背中から落ち、痛みで一瞬蹲る。
痛かったが、いつまでもこうしてはいられない。
落ちた時に物音を立ててしまい身を固くしたが、幸い誰も来なかった。
忍び足で辺りを探るが、人はおらず守衛は外だけで中は警備が緩そうだ。

建物に近付き、近くのドアに手をかけるとアッサリと開いた。
ラッキーと思いつつ、足をかけ、中にヒラリと入った。

そこは応接室なのか大きいテーブルと椅子が置いてある。

私はとりあえず廊下に出るために、応接室の扉をそっと開けた。
恐る恐る外を覗くが薄暗い広々とした廊下には誰もいない。

安心して一歩踏み出した。

その瞬間。