私は興奮を押さえるように手を握り絞めながら俯いていると隣のお頭がカイルを覗き込んでいた。 「どうしたぁ?カイルさん?」 黙っているカイルに頭は声を高くして聞くがカイルは難しい顔で黙っている。 「カイル?」 「あ、いや。なんでもない」 何でもないなんて感じの顔ではないと思うんだけど。 私はじっとカイルを見つめるがカイルはじっと考えこんだままだった。