「あの男は客だろう?いいのかよ」 カイルは出されたお茶をぐいっと飲む。 つられて私も喉を潤す。思っていたより喉が乾いていた。 「いいのよ。客だけど、しつこいんだもん。あなたたちが通り掛かってくれて助かったわ」 嬉しそうに笑い、その後も是非にとその店でご飯をご馳走してもらってしまった。