はぁくんの留学が決まった。


八月一日に発つことに
なった………


来年帰ってきても
はぁくんは私の一つ下の
学年になって
卒業が一年遅れてしまうのが
それが
はぁくんの心が最後まで
踏み込めない
原因になっていたけど………


将来英語を使った仕事がしたいって
未来と外国に住みたいって
夢を語ってくれてた。


その準備だと思って

高校生で結婚するのも
カッコいいじゃん・・・・・


私はそう言った。



「未来は俺がいない間
他の男に触れられたりするなよ。
そんなこと考えたら
俺 死んでしまう……。」


「未来は全部
はぁくんのものだよ……」


残り少ない
二人の遊び場で甘くて
そしてちょっぴり切ない時を
過ごしている……


「一年間のキス貯金……」


唇が腫れるくらい
触れあう


「一年間の愛してる貯金……」

愛の言葉を囁き合う