「未来のそういうとこ
残酷だよな。」



はぁくんの顔が
きつくなった。



「だって…
そんなこと言われたって…」



私は困ってしまった。



「だから俺と
どうにかなってくれと
言ってるわけじゃない。
ただ俺は
まだ未来に恋してる
それだけ知っててほしい……。」




「中途半端だよ。
これから何が起こるか
わかんないのに?
待ってろと同じじゃん……
私は今もこれからさき
いつまでかわかんないけど…
まだ違う人を愛せるか
どうかもわかんない……。」



「わかってるよ。
未来は未来のままで
別に俺は
しばりつけてるわけじゃない。
ただ俺の勝手だけど
俺は俺をまた好きになりたいだけ…」



「わかんないよ…」



「いいんだって…
ごめんな、変なこと言ってさ…
気にすんな…」



はぁくんは私の頭を掴んで
脳が揺れるほど
振った。